当店を通じて香川県綾川町に移住をしたMH様より、移住経験談をいただきましたのでご紹介します。
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香川県綾川町の築60～70年の古民家を紹介いただき、2014年の春に東京から綾川町に移住しました。
前々から古民家のリフォームを自分でしてみたいという想いがあり、自由にリフォームしてもいいと言ってくれている家との出会いに夢を膨らませました。床張りや壁の漆喰塗り、網戸づくりなど、初めてのことばかりでしたが、本やインターネットで調べながら試行錯誤すれば何とかなり、少しずつ腕が磨かれていく喜びも体験できました。
家と一緒に田畑もお借りでき、野菜と初めての米づくりも始めました。自然農で一見風変りな農法を行っているので最初は近隣の方たちから不審がられることもありましたが、毎回説明し、実践を続けているうちに、応援していただけるようになりました。移住の苦労話はよくありますが、長年その場所で暮らしてきた方たちの想いを大事にし、誠意を忘れずに自分の信念に沿って暮らしていけば、そのうち仲間が増えていくものだということを学びました。
移住の際、仕事探しがネックになる場合も多いようですが、ぼくの場合、幸いにしてインターネットがあればどこでもできる翻訳の仕事をしているので、前からの仕事を続けつつ、本づくり、森の手入れ、暮らしの手仕事やワークショップ、音楽活動など、活動が広がってきました。
いなか暮らしは、仕事や生活を工夫すれば時間と余裕が生まれるので、ゆっくりと自分と向き合い、他人と丁寧に向き合う余裕が生まれ、そうすると心にも余裕ができてきました。東京で暮らしていた頃よりも人間関係が密になり、他人から学ぶことが多く、お互いに協力して何かをつくりあげていく喜びを学ぶこともできました。
草木が豊富で空気の比較的きれいな場所で身体をよく動かして暮らすことで、心身ともに元気になり、いいこと尽くしで、香川で暮らすことになって本当によかったなぁと、しみじみと思うことがよくあります。
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MH様、素敵な移住経験談をありがとうございました。
